認定こども園ぶどうの木 竜ケ崎幼稚園|茨城県龍ケ崎市の幼保連携型認定こども園/2025年10月の育ちのこころ 子どもの育ちはジグザグ系
育ちのこころ2025年10月号
 【ママやパパたちへ】
育ちのこころ・・・子どもの育ちはジグザグ系

日本小児科学会学校保健・心の問題委員会が2008年に発表した「21世紀の問診票」には、こんな提言が書かれていました。
「生活習慣」で問題になるのは,夜更かしとメディア漬けである。さらに,土日祝日及び長期休暇中の行過ぎたスポーツ・レジャー活動や不十分な休息も要因になる。特に,土日祝日や長期休暇中及び病気療養中のメディア漬けが現代の生活環境の大きな問題の一つである。
8月9月とお伝えした「脱スマホ・脱タブレット」についての小児科のお医者さんからのメッセージとして、大切に受けとめてくださいね。
そして、「普通の生活を繰り返すこと」と「親子でたくさん遊ぶこと」が脳の育ちの重要なカギという、成田先生の指摘をぜひ実践してください。
さて、新しいテーマです。
「人生は楕円級(だえんきゅう)のようだ」という言葉があります。
楕円級(だえんきゅう)とは、スポーツのラグビーのボールのことです。ラグビーのボールはサッカーのボールと違って、どの方向に転がるかの予測が難しく、まっすぐ転がると思えば、思いもよらない方向に跳ねたり、止まったりします(だからラグビーはオモシロイのです)。
子どもの育ちは、まさにラグビーのボールのようです。
どんなに工夫を重ねても、ラグビーのボールは思ったようには転がってくれません。
ボールを蹴る方も、ボールを追う方も、そのどこに向かってとんでいくのかわからないボールにもてあそばれているように映ります。
もしかしたら、ボール自体、自分がどのように転がるのかわかってないでしょう。
さあ、この「ボール」を「我が子」に置き換えて読んでみましょう。
まことに子どもの育ちは、まっすぐに素直にとはいきません。
私の尊敬する師匠は、「子どもの成長は、直線でなくジグザグ」と教え、「一歩後退、二歩前進と、ジグザグに大きくなっていくのが、子どもの成長プロセスです。」とまとめています。
ママやパパを困らせる子、ちっとも言うことを聞いてくれなくて違うことばかりする子、でも、そこには意味があるのです。それが「ボク(ワタシ)は大きくなろうとしてるんだよ」との子どものこころの声です。「親を困らせながら子どもは育つ」で私たちは育ちました。自分がジグザグで育ったこと、思い出しましょう。
 (園長:飯塚拓也)
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