育ちのこころ2023年11月号
 【ママやパパたちへ】 11月育ちのこころ
「やってみよう!因子フル稼働」「やってみよう!因子フル稼働」
 
(この「そだちのこころ」がなかなかかけなくてすみません。できるだけ、毎月書こうと思っています。)
こんなステキなことばがあります。
「子ども時代に 心の池が満たされると生涯 涸れることのない 泉になるでしょう」
子ども写真家の篠木眞さんの著書「(新訂)子どもは…」からのことばです。
子どもの時代のできごとは単に子どもの時代で終わるのではなく、一生の土台となることを見事に言い表しています(だから、子どもの時代って大事なんですネ)。
毎日を夢中で生きている子どもたちは、その心の池に「ワクワク」を貯めこんでいます。
そして、その「ワクワク」が、やがて大人になった時に、「やってみよう!」のもととなるのです。
 
 
「幸せのメカニズム」(前野隆司)に、「幸せの四つの因子」について書いてありました。「幸せはコントロールできる」として、4つの因子を高めることが幸せを実感できることにつながると指摘されています(「幸せのメカニズム」については、次回以降で紹介しますね)。
その「四つの因子」の一つが、「やってみよう!」因子とのことです。
この因子は、自己実現と成長の因子で、「夢や目標ややりがい、ワクワク感にあふれるとき、人間は幸せを感じる。」というものだそう。
言い方を変えると、「もし、夢や目標・やりがいを失ったら、幸せを実感できる?」という問いです。
ですから、子どもたちにはとにかく「やってみよう!」を大切にする必要があるのです。
上手くいかなかったり、失敗してもなお、それでも「やってみたい!」が沸き上がること。
これを幼児期にはいっぱい貯えさせてあげたいのです。
 
 
さて、カーニバルが終わって、子どもたちは「もっとやりたい!」にあふれています。
カーニバルでやりきれなかったこと。カーニバルで「ワタシもやってみたい!」と感じたこと。カーニバルをして、「今度はこうしたい!」があふれています。「やってみたい因子」が、活動しているのです。
この子どもたちの思いを、最大限に受け止めてあげたいと思い、子どもたちと相談して「キラキラ よくばり フェスティバル」をすることとなりました。「よくばり」には、「やってみたい!がいっぱい」の意味が込められています。お忙しい中を申し訳ありませんが、「やってみよう!」因子が活躍できる機会として受け止めてくださいますようよろしくお願いいたします。                          (園長:飯塚拓也)
 

 
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