育ちのこころ2023年3月号
 【ママやパパたちへ】 3月育ちのこころ
「幼児期に何を積み重ねる?③」
 
3月です。卒園と進級の月、2022 年度の教育保育の最後の月です。
この月には、卒園児のママやパパたちには、竜ケ崎幼稚園で大切にしていることを心にとめ
入学へとむかっていただきたいし、進級する園児のママやパパたちには、4 月からも続く竜ケ
崎幼稚園での日々に希望をふくらませていただきたいと願っています。
先日、4 月より6 年生となる卒園生のママからお手紙をいただきました。卒園後も毎月「園
からこんにちは」を読んでくださっているのですが、そのお手紙に「0 歳の赤ちゃんでも、11
歳の小学生でも、きっと『保育』『教育』の基本は同じ。一番そばに居る親の対応で、その子
の将来がきまってしまうのを感じております。」、「『いっしょだよ』があるから、子どもは
やる気がわいてくるし、頑張れる。毎回は無理ですが、『同伴者』を意識してみようと思いま
す。そして、せめて『うしろ姿』は、誰よりも頑張ってみようと思います。」とありました。
本当に嬉しいお手紙です。
4 月から新たに始まる日々において、卒園生も進級児もぜひ園からお伝えしていることを大
切にしていただければと願っています。よろしくお願いします。
最近のことばに、『幸福学(well-being study)』があります。
「人生の幸せって何?」「幸せになるためには?」を投げかけている言葉です。
みなさんにとって、幸せって何ですか?お金?物?社会的地位?
それらは、確かにあったほうがいいものですね。でも、それが満たされたら本当の幸せにな
るでしょうか。それらを、「地位財型の幸せ」と言えますが、それは長続きのしない幸せです。
一方で、「非地位財型の幸せ」があります。それは、「社会的・身体的・精神的に良好な状
態にあること」です。確かにそうですね、いくら地位財があったとしても、私たちのあり方が
良好でなければ何の役にも立ちません。
子育ても同じです。「勉強さえできれば、ウチの子は将来有名な大学へ、よい就職をして、
きっと幸せな人生を送れる」とつい考えがちです。
でも、そうではありません。だって、「幸せかどうかは、その人自身が決める」のですから。
そこで、大事にしたいことが『幸せの四つの因子』です。①「やってみよう!」因子(自己
実現、②「ありがとう!」因子、③「なんとかなる!」因子、④「あなたらしく!」因子、の
四因子です。どうかこの四つを子育てで大事にしてくださいね。人の育ちは幼児期で終らなく、
大人になってもずっと続きます。「親子で互いに四因子を!」でいきましょう!
(園長:飯塚拓也)
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